iyasakaの子育て

心と頭と体に良質の栄養を! 

与える愛!無償の愛!の絵本

愛情は自己犠牲?

 

出産するまでは子育てって自己犠牲だとばかり考えていました。子どもが生まれたら、自分のしたいことを我慢して買いたいものも我慢して、お金も労力も子どもに捧げなければならないのかと心配でした。赤ん坊や幼児だと四六時中、目を離さず見ておかないといけないし苦行じゃないのか…と思っていました。

でも出産と育児を経験してみて考えが変わりました。もちろん大変なことや辛いこともありますけれど、むしろ育児そのものが私の人生の楽しみというか彩りというか、私にとって大切な時間となりました。自分のために使える時間やお金は減ったし、なりふり構わず仕事に燃えることもできなくなりましたけれど、子どもとの生活を最優先にして生きる時間はかけがえのないものでした。自己犠牲じゃなくて、喜んで自ら選んだ道だと思えます。

名残惜しいけれど子どもとの時間も残りわずかです。年々、子どものためにしてやれることは少なくなりました。今は健康管理とか話し相手とか、その程度です。中学生なりに自分の考えを持っているし夢も理想もあるし、もがいたり悩んだりしながらも充実した毎日を過ごしているようです。私は応援して見守ってやるだけですね。

 

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子どもの保護者としてしなければならないことはかなり減ってきましたが、今度は自分の両親の保護者としての役割が増えてきました。老夫婦は病院へ行くにも、何かの手続きをするにも娘の手が必要になってきて…。

自己犠牲だなんて考えずに我が子には愛情を惜しみなく注ぐことができるのに、実の親に対しては愛情とか親孝行とかそういう強い気持ちはなくて…正直なところ義務感です。我慢もしているし自己犠牲だなと感じることもあります。悪い娘ですね。

育ててもらった家庭より、主人と子ども私で一緒に築いてきた家庭のほうが大切だし大好きなんです。

 

 

賢者のおくりもの

オー・ヘンリーさんの短編小説の中でも特に有名な作品です。若く貧しい夫婦の物語。慎ましやかな生活をしているけれど貯金ができず、クリスマスプレゼントを買うことすらできません。相手を喜ばせるために、自分の大切なものを売ってクリスマス・プレゼントを買うのですが…。

オー・ヘンリーさんのショート・ショートは人の愚かさや悲哀を皮肉たっぷりに描いた作品も多いですが、この「賢者のおくりもの」はすがすがしく美しい結末です。小学高学年向けの絵本。