シルバー世代と交流しよう!!
私は結婚するときにこれだけは気をつけようと心の中で決めたことがあります。それは夫の家族や親族の悪口を言わないこと!です。
特に舅・姑の悪口を絶対に夫の前で言わないことにしています。幸い、遠く離れて別々に暮らしていますし、とても良い人達だし、実際に不満も不平もありません。しかし、どんなに良い人たちでも義理の親というのは嫁にとって気をつかう存在です。面倒くさいと感じたりすることも時にはあるけれども、そういうことを夫には言わないようにしています。
子どもを授かったときにさらに心の中で決めたことがあります。舅・姑に我が子をたっぷり可愛がってもらおうと…。離れて暮らしているため年に1~2回程度しか会えませんが、帰省したり一緒に旅行したり…できるだけおじいちゃんおばあちゃんと孫の交流の時間を作るようにしました。私にとっては面倒なイベントではありますが、我が子はジジババ世代とも上手に交流して愛されキャラになったほうが良いと思ったのです。
私は日頃から子どもに媚びない料理を作って、煮物でも魚料理でも何でも食べさせていたので、子どもはおばあちゃんの手料理を好き嫌いなく何でも食べることができました。また、平成生まれにしては珍しくゲーム機を持ってないし、歴史名所や鉄道の旅や昭和歌謡が好きだということもあって、田舎の古風なじいちゃんばあちゃんにとてもかわいがられました。
もちろん私の実家の両親にも可愛がってもらっています。私の両親は私が幼かったころ様々な問題を抱えていていろんな意味で余裕がなかったのです。それで子育てがきちんとできなかったという後悔があるらしく、孫育てを楽しんでくれました。「育児のやり直し」とか言って。
親だけでなく祖父母や親戚とも適度に交流するのは大切だと思います。核家族の生活をしているなら意識的に親族の付き合いの時間を作るのがいいんじゃないかと思います。もし親族の付き合いが難しい状況なら地域のつながりとか、何か代わりになるものに参加できるといいと思います。
親や兄弟以外には同世代の友人しか付き合ったことがないというのでは、コミュニケーション能力を鍛えるのが難しいのではないかと思います。育った時代や価値観が全然違う人との付き合いで鍛えられる部分もあるのではないかと思うのです。
うちの子は幼いころ成長が遅く小柄でのろまでいじめられやすいキャラでした。まるで野比のび太君のように…。小学4年生ごろから背が伸びてきて態度もデカくなり精神面もしっかりしてきました。思春期真っ只中の今、勉強はそれほど得意ではないのですが、磯野カツオくんのように世渡り上手です。
だいじょうぶ だいじょうぶ
心配なことがあっても、怖いことがあっても、どんな時でもおじいちゃんが「だいじょうぶ だいじょうぶ」と言ってくれるのです。ただそばにいておまじないのような言葉を言ってくれるだけで、子どもは安心するんですね。温かい気持ちになる絵本です。幼児~小学生向け。
とっときのとっかえっこ
おじいさんと女の子のお話。二人はハムエッグと呼ばれています。いつも一緒にいるからです。おじいさんは散歩に連れて行ってくれたり、一緒に遊んでくれたり…、二人の楽しい時間を過ごしました。やがて女の子は大きくなり、おじいさんは年をとって…。今度は女の子が老いてゆくおじいさんを散歩に連れ出します。とても素敵なとっかえっこのお話です。幼児~小学生向け。
おじいちゃんのはたけ
春には種まき。夏には水やりや草取りをせっせとがんばって、秋に収穫を迎えます。冬には土を休ませたり、道具の修理をしたり…。おじいちゃんに教えてもらいながら畑のお世話をします。季節の移り変わり、野菜の旬の季節などを感じ取ることができる絵本です。絵を楽しむ本で、文字は少ないです。幼児向けの絵本。
おじいさんならできる
男の子が生まれたとき、仕立て屋のおじいちゃんは素敵なブランケットを作ってくれました。やがておじいちゃんはそのブランケットを素敵なジャケットに仕立ててくれて、さらにジャケットをベストに仕立て直してくれました。ベストはさらに…。布はどんどん形を変えていくのですが、おじいちゃんの愛情はずっと変わりなく続くのでした。
おじいちゃんの部屋の床下に住んでいるネズミの家族も可愛らしくて楽しいです。
繰り返しの多いお話。幼児向けの絵本。
もったいないばあさん
おはなし会などでも時々読まれる絵本ですね。今の子ども世代とは全く価値観の違うおばあちゃん。食べ残しの米粒も蜜柑の皮もなんでももったいないと感じてしまうのでしょう。幼児~小学生向けの絵本です。
今は断捨離でどんどん物を捨てる時代ですけれど、昔のものがない時代の人は使い倒してから出ないと捨てられないんでしょうね。今の子ども世代は将来どのようになっていくのでしょうか?本も思い出もなんでもデジタル収納かしら?
エマおばあちゃん
1人暮らしのおばあちゃん。子どもや孫に会えるのはほんの少しの時間だけ。1人の時間を満喫する趣味を見つけました。故郷を思い出して絵を描くのです。おひとり様時間を楽しむおばあちゃんがとても素敵に描かれています。バーバラ・クーニーさんの絵が美しいです。幼児~小学生向け。
つみきのいえ
1人暮らしのおじいさんが記憶の深いところへ行き、昔のこと、家族や結婚を思い出すお話。幸せな人生を歩んできたおじいさんだからこそ、おひとり様として過ごす余生を楽しむことができるのかもしれません。小学生~大人向け。
夏の庭
独りわびしい生活の中で生きる希望を失っているおじいさんと、小学校最後の夏休みに様々な体験をする近所の子どもたち。おじいさんと子どもたちは、初めのうちはお互いに嫌い合っていましたが、やがて心を開き親しくなってゆくのです。
名作だと思います。小学校高学年~大人向けの小説。
おじいちゃんのひみつ
残念ながら、古本を見つけるのも困難かもしれません。図書館などで見つけたらラッキーですよ。おじいちゃんの老いや痴呆を描いているけれど、暗く悲しい本ではありません。明るく楽しいお話なんです。うちの子は大爆笑していました。おじいちゃんの人生、おもしろくて深いものがあります。やぎゅうげんいちろうさんの技が素晴らし過ぎます。どうして再版されないのでしょう!?小学生向けの絵本