iyasakaの子育て

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日本語の語彙を増やそう 国語力を伸ばす絵本

国語の語彙力強化はすべての科目の学習に重要! 

日本語の言葉というのは、ほかの外国語に比べて語彙が多いと思います。もともとの日本古来からの和語だけでなく古い時代に中国大陸から日本に入って使われてきた漢語、様々な国から日本に入ってきて主にカタカナ表記で表す外来語、日本で外国語風に作った和製外来語、現代でもどんどん様々な言語から日本に入ってきて日本語の中で使われるようになった言葉など…。

そしてそれらの言葉をひらがな、カタカナ、漢字、算用数字、ローマ数字、ローマ字、英語など様々な表記を場合によって使い分けているのですから、かなり複雑です。マクドナルドでも人名でもなんでも漢字表記にして使う中国語圏ってすごいなと思います。日本の雑誌やネット記事の見出しなんてかなり複雑な言葉と表記の組み合わせですよ。日本語ってややこしい言語です。外国人留学生泣かせの言語です。大人の普通の日常会話で1万語レベル、教養のある大人ならもっと多くの語彙が必要ですし、どんどん輸入され使われる外来語をマスターしないといけませんし…。

 

どうでもいいことですが、お店によって、ミルクコーヒー、カフェオレ、カフェラテと言い方を変えてオーダーするのも、私にとっては大変です。先日、あるお店で豆乳ラテという飲み物があったのでオーダーしたら、ミルクの代わりに豆乳が使われているコーヒーが出てきました。私にとっては???ですよ。豆乳+ラテではないのですか?ラテってミルクでしょ?

厳密にいえばカフェラテとカフェオレはコーヒーの抽出方法が違うようですが、ラテはイタリア語からの外来語でミルク、オレ(オーレ)はフランス語からの外来語でミルク入りってことじゃないのですか!!ほかにもサルサソースとかチゲ鍋とか、日本で外来語として使われている言葉の中に、元の意味から考えるとおかしな使われ方になってるものはたくさんあるのですが…。

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話が横道に逸れてしまいましたがが、小さいうちから毎日、日本語力を鍛えておくのはいいことだと思います。親や先生や異世代の人とのかかわりの中で言葉を覚えたり、読書で日常生活では出会わないような言葉を学んだり…。大人になっても日々学び続けないといけないなぁと思います。外国語を学ぶときに語彙量を増やそうと努力するのと同様に、母語でも語彙量を増やすことはとても大切だと思うのです。語彙が多いほうが、様々な分野の学びにも人とのコミュニケーションにも有利です。

 

子どもが小さいころは意識して豊富な言葉を使って子どもに語りかけていましたが、最近は私が子どもに言葉の意味を教えてもらうことも多くなってきました。「インバウンドってどんな意味やったっけ?」と我が子に何度も質問する私。年齢的に覚えてもまたすぐ忘れるという繰り返しです(汗)。

 

我が子は成長期の自分のことを「インフラ建設加速中」と表現しています。更年期の私のことを「インフラの老朽化」と喩えます(笑笑)

 

 

ことばのべんきょう

加古里子さんの幼児向けの絵本。物の名前、あいさつの言葉、年中行事の言葉などを可愛らしい絵とともに学ぶことができます。字が小さいので、読み聞かせ用です。毎日の生活の中で、「あれ、これ」とこそあど言葉で済ませるのではなくきちんと物の名前を言うべきですね。また、小さい子どもに対しても、きちんと挨拶の言葉を伝えたり、敬語や丁寧語を使う場面を教えたりできるといいですね。家庭での言葉の使い方や会話のレベルが子どもの学力に影響するような気がします。

ことわざ絵本

五味太郎さんの遊び心いっぱいの絵本。正しいことわざと、そのパロディーのような五味太郎さん自作のことわざ。ことわざの意味も覚えやすく面白いです。絵も味があります。小学生向け。

 

ことばのゆらい図鑑

ことわざや慣用句など、昔の時代のこんな場面からきた言葉なんだなと発見できる図鑑です。特に1巻の「戦や武器にゆらいする言葉」は歴史好きにはたまらない充実の本です。武器、戦術、武具などの絵もあるし、なるほどーと思うものばかりです。