おさんぽや道草を楽しもう
時間に追われることなく、町のあちこちを眺めながらのんびりと歩いたり、自然豊かな公園や野原で生き物や植物を観察したり…。目的地に向かう途中で道草したり…そういう時間が実は大切なんじゃないかと思ったりします。
今の時代は忙しいし、効率最優先とかコスパ最優先とか、とにかく無駄を省いて最短コースみたいな物事に人気があるんですよね。それは当たり前のことなんでしょうけれども、いつもそんな価値観だけで生きていたら疲れますし、壊れます。
特に子供から大人へ成長していく段階で、最短コースを狙うことを最優先にするのはもったいない気がします。早く学力と技能を身につけて生産性の高い社会人になることが目標みたいな…。学校選びも、そういう教育方針のところに人気が集中しているのかもしれません。
ジェット機や新幹線もいいんだけれど、各駅停車の電車の良さもあるわけです。歩いてみないと見えないものもあるんです。道草をくってる時にしかわからない豊かな世界もあるんです。
こどもがダンゴムシやセミの抜け殻を集めたときに、「汚い」とか「やめなさい」とか叱る親にはなりたくないものです。毎日は無理でも、時々はどろんこになって遊ぶ時間を作ってやりたいものです。1~2時間とかじゃダメですよ。朝から晩まで一日中遊ぶくらいの感じです。泥水の中に躊躇なくダイブする子って大好きです。どろんこ遊びより可愛いお花やドングリ集めが大好きな子も素敵です。自然の中で素朴なご飯を食べるとちゃんと本物の味がするってことを経験させてやりたいものです。
そういう時間をつくってやることなしに、行儀よくて逞しくて賢い子を育てようなんて無理な気がします。

平日に絵本でゆったりと散歩気分を味わってください。散歩ってのんびり自由な楽しみなんだってことを思い出します。休日には本当に外に出かけて、ゆったりと春の気分を楽しみたいですね。レジャーシートとおにぎりと水筒を持って公園へ出かけるとか、菜の花や沈丁花や雪柳や桜を愛でるとか…。混雑していない静かなところでのんびりできるといいんですけれども…。子どもが騒いでもやんちゃしても叱られない場所があるといいですね。大人は必要以上に口出しせずに安全管理だけしてやって…。お金もかからず、子どもの満足度も高いんです。イマドキの忙しい人々にとっては贅沢で優雅な時間の使い方かもしれませんけれど。
おさんぽおさんぽ
ながぐつを履いてゆっくり歩いていくだけで、新しい出会い、ちいさな発見があります。思い切り水たまりの中に入って水をバシャバシャさせて楽しむ時間を小さな子どもにあげたいですね。子ども時間にはそんな遊びが絶対に必要です。 幼い時にどろんこを楽しまなきゃ、まともな大人になれない気さえします。この絵本は梅雨の季節の絵本でアマガエルやアジサイが描かれています。
赤ちゃん向けの絵本。


めんどりのロージーが飼育小屋を出て、すました顔でおさんぽを始めました。それを知ったきつねがロージーを狙ってそっと近づこうとするのですが…。
ゆったりとあるくロージーと、ドタバタと災難続きのきつねの対比がおもしろい絵本です。
赤ちゃん向け。
さんぽのしるし
一匹のうさぎが散歩に出かけて、あちこちに「しるし」を見つけます。この「しるし」はどんな意味だっけ?とよーく考える前に行動しちゃうのがこどもってもんです。そして簡単には学ばないから何度も失敗するのもこどもらしいんです。でも、なんとかなっちゃってそれなりにハッピーっていう生き方がいいですね。
五味太郎さんのセンスの良さがキラリと光る作品です。子どもの心とか少年の心を持つオトナ男子なんでしょう。五味太郎さんの美学が感じられます。
赤ちゃん~幼児向け。
ぼくはあるいた まっすぐまっすぐ
おばあちゃんから電話で言われた通りに、家の前の道をまっすぐに進みます。町を抜けて田舎道をまっすぐ進んで、野原も畑の隣もどんどん進んで…。
おばあちゃんの待つお家まで、小さな男の子が一人きりで出かけるお話。途中できれいなお花を見つけたり、ちょうちょの群れに驚いたり、木苺を味わったり…。男の子の小さな冒険と、おばあちゃんの家の安心感。
マーガレット・ワイズ・ブラウンさんの短いお話、Willie's Walk をもとに描かれた絵本。林明子さんの優しい絵に見とれてしまいます。「子どもってこんな表情するよね」、「こどものしぐさってまさにこんな感じ」、林明子さんの描く子どもの愛らしさと美しい景色に親のほうが癒されてしまいます。
全国学校図書館協議会選定。あかちゃん~幼児向け。
ぐりとぐらのえんそく
ぐりとぐらが大きなリュックをしょって出かけます。林を抜け、のほらへと。自然の中で思い切り走り回っているとき、緑色の毛糸を見つけて…。
野原にレジャーシートを広げて、サンドイッチ・たまご・ビスケット・ピクルス・ウインナー・りんご・オレンジ…たくさんのランチを楽しむ姿がステキ。
自然の中では手の込んだお料理は必要ないんですよね。シンプルで薄味の食べ物がおいしいんです。
永遠のベストセラー、ぐりとぐらシリーズの一冊です。中川李枝子さん・山脇百合子さん姉妹の世界観がステキすぎます。
日本図書館協会選定。幼児~小学低学年向け。
たろうのおでかけ
たろうはスミレの花とお母さんの手作りアイスクリームをもって出かけます。賑やかな通りを抜けて、信号を渡って、銀杏並木を歩いていくと広い原っぱに。はらっぱの向こうのかわいいお家めがけて思い切りかけていきました。
たろうのワクワクする気持ちが伝わってくる楽しい絵本です。町の中の自動車や作業車や路面電車の絵がカラフルで、男の子にも人気の絵本です。
全国学校図書館協議会選定図書、厚生中央児童福祉協議会推薦図書。
幼児~小学低学年向けの絵本。