早期外国語教育って大切ですか?
今の時代の子どもたちは忙しすぎます。100マス計算とか素読とか早期英語教育とか異文化理解とか調べ学習とかICT教育とかプログラミングとか…。あれもこれも良さそうだからとやるべきことばかり増えていくんです。足し算ばかりしないで、引き算もしてって言いたくなるのは私だけでしょうか?
幼いうちから外国語学習をするべきか?
これは場合によると思います。例えば、
1.国際結婚などで家庭内がバイリンガル環境である。
2.親の仕事の都合等で海外在住である、またはその予定がある。
3.本人の将来の夢の実現に外国語が必要と思われる。
このような場合は幼いうちから外国語学習を進めるのも良いと思います。そうでなければ中学入学前から焦って外国語学習をしなくても構わないと思います。我が家だってバイリンガルに憧れはあるのですが、両親ともに外国語が堪能ではない一般家庭ですから早期外国語教育はハードルが高すぎるなぁと思いました。外国語学習を始めるなら、多くの日本人の場合はまず英語から…となるんじゃないかなと思いますが、バイリンガルへの過度の期待はせずに気楽にちょっと始めてみる…という程度でいいのかなと思います。
大切なことは
1.母語での基礎学力や教養のレベルを高くすることが最優先
2.無理のない程度に少し外国語学習を取り入れてみる
3.年齢や目的にあった学習方法を選ぶ
我が家は諸事情があり、子どもが小学校に入学する時に少しずつ英語教育を始めました。1日に10~20 分英語にふれる時間をつくることにしたのです。残念ながら私も主人も英語が得意ではないので、かなり苦しみました(涙)。
赤ちゃん向けの英語絵本
事情により急遽はじめることになった英語教育。友人からもらった赤ちゃん用の英語絵本を子どもに読み聞かせました。しかし、大失敗。
本自体はとても良いのですよ。でも、あくまでも赤ちゃん絵本なのです。英語学習初心者とはいえ精神年齢が赤ちゃんではない小学1年生には適切ではありませんでした。当時はそんな当たり前のことすらわかっていなかったダメ母です。
DEAR ZOO:A LIFT-THE-FLAP BOOK(BB) /LITTLE SIMON (USA)/ROD CAMPBELL Blue Hat, Green Hat /LITTLE SIMON/Sandra Boynton
OPPOSITES(BB) /LITTLE SIMON (USA)/SANDRA BOYNTON
The Going to Bed Book /LITTLE SIMON/Sandra Boynton
WHERE IS BABY'S MOMMY?(BB) /LITTLE SIMON (USA)/KAREN KATZ
Eric Carleさんの絵本
英語のレベルとしては簡単で、なおかつ小学生でも退屈しないもの…。
エリックカールさんの絵本は色彩も美しいし、ストーリーもいいし、日本語絵本でも慣れ親しんだし…と思って読み聞かせましたが、小学生にはすぐに飽きられました。
やはり幼児向けの絵本ですね。
Polar Bear Book and CD Storytime Set With CD (Audio) /MACMILLAN AUDIO/Eric Carle
PAPA,PLEASE GET THE MOON FOR ME(H) /SIMON & SCHUSTER USA/ERIC CARLE
FROM HEAD TO TOE(BB) /HARPER FESTIVAL (USA)/ERIC CARLE
Leo Lionni さんの絵本
英語レベルとしては難易度の低い物から、すこし文章が長いものまであるし、日本語版もあっていいかなと思ったのですが…。
読み聞かせてもらって英語の絵本を楽しむ…という点ではよいと思います。でももっと幼いうちからたくさん英語でコミュニケーションをとってる子ども向けかなと思いました。このような読み聞かせを続けるだけではなかなか英語学習の効果が見えてこないのです。読み聞かせだけでなくて、普段から英語の会話ができる親御さんなら良いのでしょうが…。
Alexander and the Wind-Up Mouse /KNOPF/Leo Lionni
SWIMMY(P) /DRAGONFLY BOOKS (USA)/LEO LIONNI
Frederick /DRAGONFLY BOOKS/Leo Lionni
Richard Scarryさんの絵本
この人の絵が大好きで何冊か書店で衝動買いしました。可愛い!!
この本は読み聞かせたりCDを聞き流したりしました。子どもも気に入ったようで、簡単な文は覚えて発話してくれました。
RICHARD SCARRY'S BEST WORD BOOK EVER(H) /GOLDEN BOOKS (USA)/RICHARD SCARRY
Richard Scarry's What Do People Do All Day? /GOLDEN BOOKS PUB CO INC/Richard Scarry
FROGGY シリーズの絵本
このシリーズは話がコミカルだしCDの音声も魅力的だったので、子どもは気に入ってくれました。今でも手放せずに大切にとってある一冊です。
DR.SEUSS シリーズの絵本
アメリカでは人気があるけど、イギリスでは品がないと言われているらしいです。このシリーズは音とかリズムが面白いのですが、うちの子には難しかったようです。アニメDVDもあるのですが、日本には輸入されていないのかな?リージョンフリーのプレイヤーが必要ですしね。
そのほかの名作絵本
たくさんの名作絵本があるので、英語力に自信のある親御さんならどんどんお子さんに読み聞かせてあげてください。私の英語力のなさと子どもの英語嫌いのせいで我が家は英語の名作絵本を楽しむ…ということはあまりできずにいました。CDの聞き流しでもあまり効果は期待できないのです。
やはり英語力の成長のためには読み聞かせやCDの聞き流しやDVD鑑賞だけではダメなのです。
英会話ができるご家庭は英語でやりとりをすれば、子どもはコミュニケーションの中でインプットとアウトプットができるので英語力が身につくのだと思います。英会話ができない家庭では、違った努力が必要になってくるのかな…と気づき始めていました。
そして子どもは成長し、国語力はどんどん伸びるのに英語力はほとんど伸びず…。英語力と国語力の差はますます広がるばかり…!かなり迷走しました。そのお話は次回の投稿で…。 つづく