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小学生に英語教育って本当に必要ですか? その3.英検受けてみたけれど…。

↓こちらの記事からどうぞ↓

 

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 小学生に家庭での英語教育をしてみて良かったことは、親も自然に英語の語彙力が増すことでした。子どもの絵本を見ていて、若いころの受験英語では出てこなかったような動物の名前(リス、トカゲなど)や最近の時事用語(地球温暖化、再生可能エネルギーなど)を英語で理解できるようになったりして。私が学生の頃にはまだパソコンやインターネットも普及していなかったのですが、今はそんな分野の言葉も英語教材にたくさん出てきますので、親にとって良い学びになりました。

あれっ?それは親にとってのメリット!? いやはや、小学生にとってはメリットがあったのでしょうか?

バイリンガル環境でもない普通の日本人家庭で小学生の英語学習に取り組んでわかったことは、あかちゃんが母語を自然に身につけるのと同じように楽に外国語の習得ができるわけではない…ということです。

ヨーロッパやカナダなどではバイリンガルどころか3か国語や4か国語を習得している子どももいます。イマージョン教育(外国語で数学や理科など他の科目の授業をする)も成果を上げているようですし。しかし、それはたいてい欧米系言語の範囲での話です。日本語と英語のように全く異なる二つの言語をどちらも身につけて完璧なバイリンガルとして育つというのは、不可能ではないけれど簡単なことでもないのです。成功例が多いとは言えないのだと思います。そのあたりのお話はまたそのうち…。

 

せっかく始めた英語学習ですから、子どものモチベーションを保つために英検にでもチャレンジさせてみようかな?なんて考えてしまったのです。インターナショナルスクールに通っているとか、親が国際結婚カップルで家庭内がバイリンガル環境だとかいう子どもたちは案外、英検とか英語力をはかるような試験を小学生のうちに焦って試したりしないのかもしれません。でも普通の日本人家庭の子は何か目に見える成果みたいなものが欲しくなるんですよね…。

 

うちの子どもは小学4年生の時、初めての英検にチャレンジしました。

その年度の第1回で4級、第3回で3級を受験し、どちらも難なく合格しました。最近では幼児や小学生の英検受験も決して珍しくありません。ある準会場で試験を受けたのですが、受験生の多くはうちの子よりも年下のようでした。ECCだとか公文英語などを受講している場合は英検に早くからチャレンジする子が多いですしね。うちみたいに家庭学習だけでも小学生のうちに3級までは簡単に合格へ導くことができます。ESL教材で英語の基礎力をつけたうえで英検対策用の問題集や過去問に1~2か月取り組めば大丈夫です。ただ英検3級に合格する力と、英語の運用能力というのは全然別のものだと思います…(汗)

 

そして準2級や2級への勉強を始めるころ、うちの子は高学年で精神年齢も高いほうでしたし、既にどっぷりプレ思春期に突入していました。英検は準2級や2級では少しずつ大人びた話題が増えてきます。子どもの生活語彙では対応ができなくなってきます。英検準2級以上の級は一発合格できずに何度も不合格を経験する子どもが増えてくるみたいです。

 

それで選んだ教材は…↓

速読速聴・英単語  Basic 2400 と Dairy 1500

信頼のZ会教材、しかも松本茂先生監修ですよ。松本茂先生ってNHK英語講座をたくさん担当されてた方です。内容はもちろん素晴らしいのです。語彙も豊富だし関連語もあるし、様々なトピックがあるし、リスニング練習にも読解練習にも使えるし…。

この教材を使って毎晩寝る前にシャドウイングするんです。

シャドウイングというのは、今や語学学習に必須の練習方法の一つだと思います。

音声を聞きながら、音声より1秒か2秒遅れて本文を音読するという練習方法です。音声に影のようについてゆきながら音読するんです。楽しくなんてないただの訓練ですが、リスニング力と語彙力は確実に身につきます。簡単な文ならサラリと覚えることができます。カラオケで歌ってたらサビの部分の歌詞をすっかり覚えてたみたいな感じです。

そのぅ、つまり、そうです。

中高生向けの教材を使って、中高生向けの勉強法で真面目に淡々と英語学習に取り組んでいたんです。小学生だった子どもが…!!!

訓練です。拷問です!!!

楽しくゆっくり取り組むはずの我が家の小学生英語学習はどんどん暗闇へと進んでいったのです(涙)。

 

 

 ↓英検3級~準2級やTOEIC500点以上を目指す人向け↓

 ↓英検2級やTOEIC500~700点を目指す人向け↓