女帝で悪いか!!
ワタクシ、自他共に認める鬼嫁・鬼母でございます。家庭内のこまごまとしたことはワタクシの気分次第で決まることになっております。我が家に民主主義制度はなく、独裁者であるワタクシがたいていのことを決めるという制度になっております。
うちの大黒柱は昭和型の働きバチでして、家庭での滞在時間が極端に短いのです。イマドキの労働基準法とかライフワークバランスとか無視しているような働きぶりなのです。
かつては育メンに憧れたこともありましたが、うちの夫にそんなことを期待するのを私は諦めました。
我が家の子育て分担
私は夫の仕事について口出しはしませんが、私の家事・育児について口出ししないように夫に頼みました。
特に育児についての権限は母親である私が持つことにしました。
「子どもの勉強と躾の責任は私が持つから、よほどのことがない限り、子どもを𠮟らんといて!!子どもを𠮟るのはオカンの仕事!私の育児方針にも文句を言わんといて!!」
と私は夫に言い放ちました!
たまにしか家族と触れ合うことができない人が、子どもを叱ったり、妻に偉そうに意見を言ったりすると、家庭内で煙たがられるに決まっています。
𠮟りっぱなしは良くないのです。叱った後、最後までちゃんとサポートできないなら、叱る意味がないのです。子どもを𠮟るだけ𠮟った後、アフターフォローなしに長期の出張に出かけてしまうというのでは、親と子の関係が悪くなってしまうだけです。
それで、私は夫に「レクリエーション担当」を任命いたしました。
日々の生活の中で、母親である私が子どもを厳しく叱りつけ、行儀を教えたり勉強のサポートをしたりします。真面目に慎ましく生活する日常です。子どもは私を鬼母だと思っています。
たまに現れる父親は、細かいことを言わずにおおらかに子どもの全てを受け入れて笑っていればいいのです。そして、父と子は一緒にスポーツしたり、野外活動をしたり、ドライブしたり、外食したり…日常とは違う贅沢な時間とお金の使い方を満喫するのです。
だから父親がいる休日に嫌な思い出なんてほとんどなくて、子どもは父親が大好きです。幼いころからずっと父と子は仲良しです。思春期の反抗も、母親に対してはありましたが、父親に対しては全くありませんでした。父と子はお互いに癒し合っているらしいです。
つまり父親は子育てのおいしいとこ取りをすればいいのです。そうすれば父親が子どもに嫌われたり疎まれたりする要素は全くなし。
我が家では、父親は「癒し」担当。母親は「教育・躾」担当。
「飴と鞭」でいえば、我が家は父親が「飴」担当、母親が「鞭」担当。
完全分業です。
うちの子は悩みがあるとき、乗り越えたい何かがあるとき、いつも母親にぶつけてきます。辛いことや大変なことは、いつも母子の二人三脚でがんばってきたように思います。
うちの子は父親に悩みや苦しみを見せません。父親にはうまくいったところ、カッコいいところだけを見せたいのかもしれません。尊敬する父親に褒めてもらいたいんでしょうかね。
家庭によって事情は違うでしょうが、子育てにおいては優しさと厳しさのバランスが大事なんだと思います。うまくいかないと子どもと親の信頼関係ってうまく構築できない気がします。