世界中でCOVID‐１９の非常事態が続いています。
人々の不安や苛立ちが高まってゆくのがわかります。
人にはそれぞれ事情があります。本人や家族にしかわからない苦しみや悲しみもあります。
自分や家族のことで精一杯の時に、他者を思いやることは難しく、未来に明るい希望を持つのも虚しいものです。
「ボーイスカウトのおきて」
１、神（仏）と国とに誠を尽くしおきてを守ります。
１、いつも、他の人々をたすけます。
１、からだを強くし、心をすこやかに、徳を養います。
ボーイスカウトで何度も言った「おきて」を思い出しました。
驕らぬように神仏を崇めること、他者に寛大になること、心身を鍛えて徳を積むことの大切さ…改めて思い知らされます。
非常時には自分の弱さや未熟さに気づきます。
また、周りの人のやさしさに助けられ癒されます。
こんな時にメールで励ましてくれたり、楽しい話で緊張をほぐしてくれたり…。そんな友人や知人のありがたみをひしひしと感じます。
変わらず営業を続けて日常生活を支えてくれる地元のお店にも、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。こんな時はできるだけ地元のお店を応援したくなります。
「感染症から心身の健康を守ること」だけでなく「経済的な打撃に負けないこと…」も難しい課題です。
我が家にも経済的に余裕がなかった時代がありました。お金がない時に非常事態が起きると、生活が立ち行かなくなり、心も荒みがちです。
Noblesse oblige （ Noble obligation ）
という言葉を思い出しました。
好きな言葉です。
確か「恵まれた地位の者の義務」というような意味です。つまり貴族や富裕層は、社会貢献の義務を負うということです。
別に貴族や富裕層だけでなく、庶民だって同じだと思います。今、恵まれた状況にいる人は、困難を強いられている人に思いやりの気持ちを持って、無理なくできる範囲の貢献をすることが大切なんだと思います。
自分さえ良ければいい…という品格のない生き方をしたくないし、我が子にもそんな人間に育ってほしくないと思います。
我が家は決してお金持ちではないけれど、日々節約し子どもの学費を払っています。
「私立校に通っているのを、自分の努力の賜物やと勘違いしたらアカンのやで。自分が恵まれた環境にいることを理解して、きちんと社会に恩返しできる人になってよ」と、いつも子どもに言い聞かせています。
息子の学校から配信される礼拝を見るのが毎朝の日課となりました。
温かい言葉とパイプオルガンの音色に癒されています。
我が子の学校の先生方の温かさと品格と所作の美しさに憧れます。
以下、礼拝より…
The Load's prayer
Our Father who art in heaven;
Hallowed be Thy name.
Thy kingdom come.
Thy will be done on earth, as it is in heaven.
Give us this day our daily bread.
And forgive us our trespasses,
as we forgive those who tresspass against us.
And lead us not into temptation,
but deliver us from evil;
for Thine is the kingdom,
and the power,
and the glory,
for ever.
Amen
主の祈り
天にまします 我らの父よ、
願わくは、御名をあがめさせたまえ。
御国を来たらせたまえ。
御心の天になるごとく、
地にもなさせたまえ。
我らの日用の糧を今日も与えたまえ。
我らに罪をおかす者を我らがゆるすごとく、
我らの罪をもゆるしたまえ。
我らをこころみにあわせず、
悪より救い出したまえ。
国とちからと栄えとは、
限りなく
なんじのものなればなり。
アーメン
