スローフードを楽しもう
もう20年以上も前に読んだのでタイトルも思い出せないけれど、村上春樹さんの小説の中でこんなシーンがあったような気がするのです。主人公の「ぼく」が中学生女子にハンバーガーを作ってあげるシーン。「君みたいな年ごろの子は、ちゃんとした食事をしなきゃいけないんだ」的なことを言いながら…。
成熟しない永遠の青年みたいな主人公が出てくる小説が多い村上作品ですが、村上春樹さんにはこだわりがあって時代に流されず良質なものを愛する…みたいな方なのではないかと、一読者として勝手に想像しております。
とにかく、ファーストフード店のお手軽ハンバーガーじゃない、家庭のハンバーガーを楽しんでみるのも悪くないなと思うのです。お洒落なカフェの写真映えするハンバーガーじゃなくてもいいんです。ホームメードならではの温かくて本物の味がするハンバーガーを休日のブランチにいかがでしょうか?
我が家のお手軽ハンバーガー
金曜の夕食に大量にハンバーグを焼いて、翌日のブランチには残りのハンバーグを使ってハンバーガーにしちゃう…みたいな使いまわしでいいと思うのです。
材料
★ハンバーグ
合い挽きミンチ
パン粉・牛乳
刻み玉ねぎ
卵
塩・胡椒
刻みニンニク醤油(我が家流)
ナツメグ(お好みで)
★ソース等、なんでも挟みたい物(ご家庭でご自由に)
アボカドソース(熟したアボカド・刻み玉ねぎ・レモン汁)
ケチャップ
マヨネーズ
とろけるチーズ
トマトスライス・レタス・オニオンスライス
キノコのにんにく醤油ソテー など
★ハンバーガー用のパン
作り方
1.いつも通りにハンバーグを焼く
時間があるときは、合い挽き肉に塩をして粘り気が出るまで十分にこねてからほかの材料を混ぜたほうがいいです。時間がない時は全部いっぺんに混ぜます。
我が家はハンバーグの表面だけフライパンで焼いた後、オーブン(ヘルシオ)のウォーターグリル機能で中までふっくらと火を通します。
2.ハンバーグを焼いている間にほかの具材や付け合わせサラダを準備。
我が家では家族のリクエストでアボカドソースを作りました。
よく熟れたアボカドの中身をくり抜いてすぐにレモン汁少々を入れて混ぜます。そして刻み玉ねぎも混ぜます。好きな硬さにしてください。ペースト状のほうがハンバーガーに挟みやすいと思います。
3.ハンバーガーのパンを温める。(オーブントースターでもフライパンでも)
とろけるチーズを使いたい場合は一緒に温めるといいですね。
4.家族それぞれ好みの具材を好みの順番でパンにはさむ。
完成
気取らない、おうちハンバーガーです。
サラダやフルーツや牛乳などを添えれば栄養満点ですね。