Z会中高一貫コース(中学生)受講中! 体験談
Z会はもともと大学受験向けの通信教育で有名でしたが、今では幼児コース、小学生コース、中学受験コース、高校受験コースなどもあります。また、一部地域にはZ会教室もあります。
我が子は幼児コース年中(当時はなかったが現在は年少もある)から受講を始め、小学生コース1・2年生、中学受験コース3~6年生(小学生の6年間は海外で受講)を経て、現在は中高一貫校コースを受講中です。その間に通塾経験は一度もありません。
順調にZ会の学習が進んでいた時もあれば、大幅に遅れて幽霊会員状態になったこともあります。また、科目数を増やしたり減らしたりもしました。受験の時期は志望校の出題傾向に合わせて必要な問題だけ取り組んだりもしました。
↓Z会幼児コース~小学生コース~中学受験コースの体験談↓
うちの子は決して優等生とは言えませんが、本人なりに勉強のやり方にこだわりができました。通塾なしでZ会のみの自宅学習というスタイルに美学を感じているようです。時間もお金も節約できますし、自分の頭で考える習慣が身につくからです。
中学生になってからは学校の宿題も部活も行事も忙しいので、Z会の学習は遅れがちになっていますが週末や長期休暇に取り組んでいます。
Z会中高一貫コースは余分なものをそぎ落とした硬派な教材という感じがします。うちの子はまさにそういうのが好きらしいです。つまらぬキャラクターもないし、子どもに媚びたスタイリッシュなデザインでもないけれど、問題は良質というのがいいようです。大人びた雰囲気の教材です。
Z会中高一貫コースはこんな人に向いている
・通塾に時間をかけたくない人
・自分のペースで勉強したい人
・家庭学習の習慣をつけたい人
・塾代を節約したい人
・部活や趣味の時間を確保しながら空き時間に勉強したい人
・学校の勉強を中心にして補助的に通信教育を使いたい人
中高一貫校に通う子の大多数は中学受験(または受検)経験者です。中学受験塾に通った子が多いと思います。中高一貫校に通う6年間も同様に通塾を続けるのは、経済的にも精神的にも負担が大きいと思います。かといって中学進学後しばらく通塾せず、自分の学習方法も確立できないままなんとなく過ごしてしまうと、学校の授業さえついて行けなくなる可能性もあります。
Z会の中高一貫コースをペースメーカーとして使いながら、自分なりの勉強法を構築していくのがいいのではないかと思います。大学進学の時までずっとZ会の通信教育だけで頑張るもよし、途中からZ会と塾を併用するも良し、Z会をやめて通塾に変更するもよし…だと思います。
大学受験する人に最適のコースだと思いますが、大学に内部進学する予定の付属校生にとっても使いやすい教材だと思います。大学受験のない中高一貫校の人は定期試験をおろそかにできません。内部進学するにも成績の判定基準があって結構厳しいのではないでしょうか?
Z会中高一貫コースの特徴
注)我が子が実際に中高一貫コースを受講中です。できる限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、必ずご自身でZ会にお問い合わせの上、最新情報をご確認ください。
Z会はしつこい勧誘等がありませんので、どんどん資料請求されることをおすすめします。
・本科には英語、数学、国語があり1科目から受講可能。
・英語、数学、国語は中高一貫校生専用のカリキュラムで、標準と応用の2つのコースから選べる。
・数学は進度1.2.3の3種類あり、在籍校のレベルに合った学習速度で受講できる。
・英語、数学、国語はi-podスタイルとテキストスタイルの2つから選べる。
・専科の総合という科目を受講すれば思考法や論述法について学べる。
・中高一貫校生用の中学理科と中学社会はないが、高校受験コースから受講可能。
Z会中高一貫コースの良いところ
・ メイン教材(要点ブック)は厳選された良問ばかりなので、解法の暗記ではなく考え方が身につく。
・副教材の単元別問題集を学校の定期験対策や苦手強化に使うことができる。
・i-padコースなら映像授業を何度も繰り返し見ることができる。
・i-padコースなら添削問題の送受信も楽。
・保護者用のスマホアプリで親も成績や進捗状況が確認できる。
・会員本人と保護者、それぞれ別々のサイトがありサポート情報が得られる。
Z会中高一貫コース(中学生)の進め方 i-Padコースの場合
↓ 数学と英語の単元別一覧表で、中1の8月を例として詳しく見てみましょう。↓
うちの子の場合、苦手な数学は標準コースで進度が一番遅いものを選んでいるのですが、それでも遅れがち(汗)。
得意な英語は応用コースを選びましたが、簡単すぎたので一旦辞めました。もう少し時間がたって英語の難易度が上がったころに再開しようと考えています。
取り組み方
始めに
・タブレットにZ会のアプリを入れて、プロフィール登録やスケジュール設定。
・アプリの中の単元一覧から今月(または過去の配信済み)の項目を選ぶ。
メイン教材「要点ブック」
1か月に8回分あります。
1~4回は要点ブックを見ながら映像授業に取り組んだ後、配信される確認問題を解く。(英語の3回と4回は会話文の練習など。)
5~6回は配信される練習問題をノートに解き、解説を確認。
7~8回は配信される添削問題を解答用紙に記入し、専用アプリで撮影・送信後、解説確認。約3日以内に返信される解答用紙を見て、先生の添削やアドバイスを確認。
副教材「単元別問題集」
メイン教材だけでは足りずもっとやりたい人のために副教材があります。
単元別問題集の構成は…
1.中1編
2.演習編
3.応用編
の3つあり、自分の習熟レベルに合わせて必要なところだけ取り組めばよいということになっています。
復習用問題集や情報誌
ほかに実力判定テストや長期休みに最適な問題集などもあります。
情報誌もあります。読みごたえがあり、おもしろいです。
Z会中高一貫コースのメリットとデメリット
Z会中高一貫コースのデメリット(うちの場合)
・学習がはかどらないときは、教材がたまりがちになる。
・自分との闘いには強くなるが、ライバルを意識することが少なくなる。
・じっくりよく考えるようになるが、難問にだらだらと時間を浪費することもある。
Z会中高一貫コースのメリット
中高一貫コースに限らず、Z会の通信教育全般に言えることですが…
・人に頼らずにできるだけ自分で解決しようと努力するようになる。
・「わかったような気になる」のではなく「本質を理解する」ようになる。
・思考力が身につくので、応用問題も粘り強く考えるようになる。
・わからない問題も解説を確かめて自分でよく考えるようになる。
・塾にお金と時間をつぎ込むのが当たり前という考えを持たなくなる。
・自分の習熟度に合わせて焦らずマイペースで取り組むようになる。
子どもが中高生になると親が子どもにしてやれることはどんどん減ってしまいます。親にとっては子育てのラストスパートの時期かもしれませんね。
子どもにとっては巣立ちまでの大切な時期です。親がそばにいて見守ってくれているうちに、悩んだりもがいたりしながら自分の生き方・学び方のスタイルを探さなければなりません。
Z会の通信教育を利用すれば自己管理の能力を鍛えることもできるかもしれません。