図鑑や図説を楽しもう
手に取ってしまう場所にさりげなく本を…
テレビを見ていて気になることがあったときにすぐに調べられるように、身近なところに図鑑があるといいですね。あるいは、のんびりとお茶でも飲みながらくつろぐ時間にペラペラとページをめくってみることができるようにリビングに図鑑があるといいなと思います。
親も子どもも見ていてワクワクする図鑑、真剣に読まなくても眺めているだけでも楽しくなる図説なんかがあるといいですね。お家のリビングに小さな図書室というか図書コーナーを設けて、親と子どもで一緒に本を楽しみましょう。本から知識を得るのは素晴らしいと子どもなりに感じてくれると思います。
勉強がそれほど苦にならない子、知的好奇心が旺盛で物知りな子の家には、親の戦略と工夫があるのだと聞いたことがあります。環境づくりと幼いころからの積み重ねが大切なんだと思います。
基礎学力を育むということは、早くから始めて長期計画で進めるほうが得策だと思います。受験の直前になってから急に学力を向上させようとすれば険しい道を進むことになるんじゃないかと思います。
大好きな分野を中心に
図鑑や図説を選ぶとき、大好きな分野の図鑑や図説をはじめに準備しておくのがいいと思います。つい手に取ってみたくなるのではないでしょうか?
うちの子どもの場合、幼児の頃は乗り物や道具や機械が大好きでした。小学生の頃は戦国時代やお城に興味がありました。それで、機械の仕組み図鑑や戦国図説を中心に、興味を持ってもらいたい分野の本も一緒に並べておきました。
決して無理強いしないで、親が楽しんで本を見ていたら子どもも一緒に見てくれます。子どものほうが知識があって親に語ってくれることもあります。
おすすめの図鑑や図説
きかいのしくみ図鑑
機械の中がどうなっているのか、どのような原理で動くのかを知るのは楽しいものです。てこの原理とか滑車とかネジとかジャイロセンサーとか…普段の生活の中で使われていることがわかると学校の理科も楽しくなるんじゃないでしょうか?
生活図鑑
衣食住のすべてのことが書いてあるのではないかと思うほど、懇切丁寧な本です。料理の仕方、食事のマナー、食品添加物、洗濯表示、裁縫、日用大工、整理整頓、防犯…などありとあらゆることがイラスト付きで説明されています。一家に一冊欲しい本です。
工作図鑑 作って遊ぼう!伝承創作おもちゃ /福音館書店/きうちかつ
魚の便利帳
最近の子どもは魚嫌いも多いと聞きます。魚にもいろんな種類がありますし、旬をしって上手に調理すれば、魚が大好きになるんじゃないかと思わせてくれる本です。魚介類の詳しい説明、旬の季節や扱い方、上手な調理法など見ていて飽きません。大人向けの本なので読み仮名はありませんが、写真も豊富なので家族一緒に楽しめると思います。よく売れている本のようです。
NEO POCKET 昆虫
このシリーズの良いところは、小さくて軽いことです。持ち運びサイズなのです。親書くらいの大きさです。子どもと一緒に野外へ出かけるとき、リュックに入れておくといいですね。家の中でも外出先でも気軽に調べられます。小さいけれど子どもが好きなトンボ、チョウ、セミ、カブトムシ、クワガタ…など、それぞれの虫たちの種類や違いなどよくわかるように写真も豊富です。
戦国の合戦と武将の絵事典
大人向けの本なので読み仮名はありませんが、カラーで絵が豊富です。城、武具、戦術、貨幣、税制、人口、交通、合戦の流れ、職人、忍び、医療、家紋…なんでも調べられます。その時代の人々の営みが見えてきます。大河ドラマなどはストーリー重視ですから歴史の流れはわかるんですが、時代背景などもっと詳しいことが知りたいときにとても良い本だと思います。