iyasakaの子育て

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サンタからのプレゼントは何歳まで?

サンタクロースっているんでしょうか

「サンタさん、今年も来てくれるかな?」

幼い子どもにあどけない表情でこんなことを言われたら、抱きしめたくなってしまいますよね。ちいさな子どもにとってサンタさんはとても神秘的。どこから来るのかな、どうやっておうちに入るのかな、どんなプレゼントを選んでくれるのかな?子どもはツリーを飾ったり、ベッドの近くに大きな靴下をぶら下げたり、クリスマス・ソングを歌ったり、プレゼントを手紙でリクエストしたり…。純真無垢な子どもって、なんて愛おしいのでしょうか?

 サンタさんからのプレゼントは何歳まで?

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小学校高学年や中学生の子どもを持つお母さんたちに、お子さんがいつまでサンタさんを信じていたかと聞いてみたことがあります。

「7歳の時に近所のお兄ちゃんに『サンタはいない』と聞かされてショックを受けていた」

「10歳の時、生意気になり始めた娘に『どうせクリスマス・プレゼントって親が準備するんでしょ?』と冷めた口調で言われた」

「中学生になっても高価なプレゼント欲しさにサンタを信じてるふりをしている」

「親から子どもにきっぱりと『中学生になったらサンタは卒業ね!』と宣言した。」

などなど。ご家庭によってサンタ事情も様々ですが、サンタからのプレゼントという一大イベントの引き際の難しさを感じさせられますねぇ。

 

可愛い子どももやがて大きくなり分別や常識を身につけてゆきます。現実を知って世の中をシビアな目で見始めることもあります。無垢なままでは生きていけません。でも、なんだかちょっと親を寂しくさせますよね(涙)、「サンタクロースなんて、どうせ存在しないんだ」とか「プレゼントさえもらえれば、サンタなんていなくても構わない」というネガティブな発言や態度は。もしかしたら、親に気をつかっていつまでも純真無垢な子どもを演じている子だっているかもしれません。それもちょっと辛いですしね。

私の個人的な意見としては、遅くとも思春期に入るまでにサンタは正体を明かすべきだと考えています。でも、「実はサンタクロースはいないんだよ」なんてセンスのないことを言ってはダメです。我が家では小6のクリスマスにサンタの正体を明かそうと考えていましたが、親の予想よりずっと早く子どもの心が成長したので10歳の時に真実を明かしました。例年通り12月25日の朝にツリーの下にプレゼントを置いておきました。いつものようにサンタからの手紙を添えて。↓サンタが正体を明かす手紙↓

 

〇〇ちゃんへ

10歳になって心も体もぐんと成長したね。友達を思いやったり、難しい勉強に立ち向かったり、孤独な自分と向き合ったり…毎日精一杯がんばっている君を見て、頼もしく思うよ。友達に恵まれ、いろんな経験を積んで自分の考えを持ち始めた君からは、もう幼いころのような無邪気な笑顔は見られなくなったね。そろそろサンタからのプレゼントも卒業するころだね。

0歳の時から10歳の今まで毎年、サンタは君の喜ぶ顔が見たくてウキウキしながらクリスマスプレゼントを準備したよ。それはサンタにとって夢のように幸せな時間だったよ。もう帰ってはこないステキな時間を思い出すと、サンタは少し寂しくなって涙が出そうになるよ。大切な思い出は君からもらった、サンタの宝物だね。すばらしい時をありがとう。〇〇ちゃんもいつか大切な人のサンタになって、この幸せを味わってね。

君だけのオカアサンタとオトウサンタより

 

ちょうど二分の一成人式を迎えるプレ・思春期の頃のことでした。我が子はこの手紙を受け入れていました。家族で過去のクリスマスやプレゼントの思い出を語り合ったりしました。暖かい時間でした。一応美しい引き際を演出したつもりです。翌年からはサンタからではなく両親からのクリスマスプレゼントに変わったので、子どもが寝静まってから慌ててサンタからの手紙を書いたりプレゼントをラッピングしたりというドタバタはなくなりました。数年後、思春期に突入し、あの「サンタの正体を明かす手紙」について我が子は憎まれ口をたたいたこともありましたっけ(汗)。「もう少し長く、サンタの夢を見させてほしかったわー」ですって!!

我が家の「サンタが正体を明かす手紙」は真面目バージョンでしたが、もっと気軽でコミカルな手紙でもいいかもしれませんね。

たとえば、

〇〇君へ(一人きりで読んでね)

君ももう●●歳、うすうす感づいているかもしれないけど、サンタクロースの真実を明かしましょう!サンタは遠い国からやってくるんじゃなくて、君のすぐ近くにいつもいるよ!「早く気づいて、サンタはここだよ!」って、君の成長を待ってたよ。そう、君のサンタはお父さんとお母さんだよ。えっ、そんなこととっくに気づいてたって?ごめんごめん、別にだますつもりじゃなくてね。おとうさんもおかあさんもサンタになってみたかったのよ。毎年、子どもが寝静まってから夫婦会議をしてね、お父さんの貴重なボーナスから君たち兄弟にどんなプレゼントを準備しようかってね。君がゲーム機を欲しがったときなんて、深夜まで夫婦会議というかサンタ会議をしたよー。そんな高価なものはまだ早いんじゃないかとか、ゲームばかりして勉強しなくなるんじゃないかとか、おうちを買ったばかりで家計が大変だから節約しなきゃとか…。でもね、君の喜ぶ顔が見たくてね、ネットで最安値を探して買っちゃったよ。そして、押し入れにプレゼントを隠してね…。それもいい思い出だね。

まだ幼い子たちにはサンタの正体を明かしちゃだめよ!君も来年からはサンタ会議に参加して弟や妹のプレゼントを一緒に考えてくれるかな?サンタになるってすごく楽しいよ!お父さんとお母さんより

 

 

さて、今回のおすすめ。

この本を読めばわかります。サンタは存在します。とても美しい実話です。「サンタクロースっているんでしょうか?」新聞社に送られてきた少女からの手紙にはそんな質問が書いてありました。記者の答えが秀逸です。こんな風に子どもの問いに答えられるのなら、大人になるのも悪くないもんですね。

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