iyasakaの子育て

心と頭と体に良質の栄養を! 

なんのために勉強するの?

 

「いったい何のために学校行って勉強するの?」

「なんのために勉強しなきゃならないわけ?こんな科目、勉強しなくても生きていけるんじゃないの?」

子どもってこんなことをいう時があります。

 

子どもの質問の真意はケースによって違うでしょう。成績不振でぼやいているだけの場合もあるし、親や先生にうるさく言われてやらされているのが不満なのかもしれないし、自分の好みの学問や趣味にもっと時間を費やしたいとか、親からの愛情がほしいとか、悩みがあって勉強どころではないとか…。

子どものその時の状況によって、どうしてやるのが一番いいのかは違うと思います。子どもの弱音や愚痴を適当にかわすのが得策という時もあれば、子どもの心に寄り添って細やかにサポートするべき時もあるでしょう。

 

学びの目的って?

子どもが勉強を嫌いにならずにいてくれると親としてはありがたいものです。成績がよくなってくるとうれしいです。うまく受験を乗り越えてくれるとほっとします。それは親のあたりまえの本音であって、そういう感情があっても構わないのです。

しかし、「学び」とは学校の成績や進学問題だけのためにあるわけではないはずですよね。本来の学びの目的を親がちゃんと理解していたほうがいいような気がします。

じゃあ、学びの本質的な意味ってなんだろうということになると、「学び」に対する捉え方にその人の人生観が出てくるような気さえします。

 

私は学びの目的を以下のようにとらえております。

1.知的好奇心を満たす

まず、知りたい欲求を満足させる、知識を増やすってことですね…。知りたい、学びたい、知識を増やしたいっていうのは、子どもの頃は誰にでも本能的に備わっているんじゃないでしょうか?成長しても知的好奇心を持ち続けてる人って素敵です。

知りたいからといって、なんでも知ればいいというものではないでしょうけれど。人のプライバシーを暴くような芸能ネタなんか知って情報通になるようなことは「学び」と言えないでしょう。学びには多少の品位とか知性が必要という気もします。

 

知識は増えれば増えるほど、雪だるま式に身につくスピードが速くなるんじゃないかと思います、特に若いうちは…。そして、知識の引き出しが増えると、世界が広がったり、思考が深まったりするんじゃないでしょうか?

世界は広いし、進化しています。いくつになっても、知りたいことはたくさん出てくるし、学ぶのは楽しいものです。

 

 

2.向上心を満たして人生を豊かにする

知識が増える→難しい事柄が理解できるようになる→頭の回転が速くなる→判断能力が身につく…など、つまり、「自分が賢くなってきてる」と感じると人はうれしくなるもんじゃないでしょうか?

自分の知識量や思考力が高まってくると、自信がつきますよね。それが、自分の人生の様々な場面で役に立つ可能性が出てくるとうれしいですしね。学業成績や就職ということじゃなくてもいいんです。「学び」が自分らしい生き方に役立つことが大切なんです。生き方の賢さとか幸福度というのは、学業成績や職業や財力だけで測ることができませんよね。

 

3.周りの人を幸せにする

自分さえ幸せになれたらいいってことではなくて、何か周りの人の役に立つような生き方ができたら素晴らしいと思います。自分が学んだことや得意分野を周りの誰かの幸せのために役立てることができらた素敵です。仕事でもボランティアでも日常生活でもいいんです。小さな世界でもいいんです。

家族ために家事能力を発揮するとか、お客さんを満足させるサービスを提供するとか、自分の知識を役立てて地域社会をサポートするとか…

お金儲けとか損得勘定だけではなく、「人の役に立つ」という純粋な喜びってあると思うんですよね。

 

「学び」と「学校の勉強」

さて、本来の学びの素晴らしさと学校でする(させられる)勉強とが乖離しているんじゃないのか…という気がするときもありますね。日本の多くの学校では、効率よくまとめられた教材を使って大人数のクラスで知識の詰め込みをしていたりしますからね…。

個人の興味やペースに合わせてゆっくり学んで、味わって、咀嚼して、理解を深める…みたいなことをすっ飛ばして、要点だけを凝縮したダイジェスト版の学習をさせられているような感じといいますか…。

こういう大人数の知識詰め込み授業でもしっかり身について良い成績をとる子もいます。そんな子はたいていの場合、幼いころから学びの素晴らしさを先に家庭で味わってるわけです。つまり、授業で習う前に家庭で先行体験を積んでいるのです。机に向かう先取り学習ではなくて、五感を使った体験です。

子どもの興味やペースに合わせて、ゆっくり楽しく体験して、驚いたり、感動したり、じっくり考えたりしているのです。先行体験をして学びの素晴らしさを知っている子は、学校や塾の詰め込み式の授業で学習のまとめをしているようなものですね。

 

人生は学校の勉強が全てではありませんが、小中学校レベルの基礎学力はあったほうがいいでしょうね。ただ、たとえ学校の勉強が苦手であっても、誰にでも得意分野があるんじゃないかと思います。巣立ちの時のまでゆっくりじっくり細やかに、子どもの得意分野探しのサポートをしてあげたいものですね。何に興味を持つのか、どんなことを学んで吸収するのが好きなのか…いろんな分野の物事をのぞいてみたら楽しいんじゃないでしょうか?

親も子どもと一緒に学ぶ喜びを味わったらいいんですよ。

 

 

 

 

 

www.iyasaka-appare.com

 

 

www.iyasaka-appare.com

 

 

www.iyasaka-appare.com

 

 

www.iyasaka-appare.com