原作を読もう!
小説や児童書が映画化されることがありますね。どんなに素晴らしい映画でも、2~3時間程度では描き切れないのではないかと思います。映画の中では省略されてしまうような場面も大切な意味をもつことがあります。原作本をしっかり味わうと感動は深くなります。映像文化も素晴らしいですが、活字も楽しみませんか?
ワンダーという児童書。
我が家は親子別々に読みました。一番のお気に入り児童書だったので、うちの子は大好きな友達にもすすめたそうです。友達のところも親子それぞれに読んで感動したとか。映画公開時には我が家と友だち親子で一緒に観に行きました。とても良い思い出です。
原作本を読んで、映画を楽しんで、さらにまた続編を読むというのはいかがでしょうか?
ワンダー
生まれつきの病気で顔が変形している少年オーガスト(オギー)と彼の家族や学校での生活を描いた名作です。小さいころから何度も入院や手術を繰り返してきたオギー。顔を周りの人にジロジロ見られたり、意地悪を言われたりするのが辛いと思いながら過ごしています。学校へは通わずお母さんによるホームスクールで学力をしっかりと身につけていましたが、友達との交流などはまだあまり経験できないでいました。そんなオギーが初めて学校に通うことになるのですが…。
オギーのひたむきな姿、お姉さんの繊細な心、お父さんやお母さんの温かさ、いじめや友情…。感動の名作です。私は特にお姉ちゃんとおばあちゃんのふれあいのシーンが大好きです。
小学高学年~中学生向けの児童小説。
日本語版
ワンダー /ほるぷ出版/R.J.パラシオ
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wonder 英語版
英語多読練習が好きな方はどうぞ。我が家にもあります。日本語版を読んでから英語版を読んだけど、難しかったようです。
「ワンダー 君は太陽」映画
映画化されています。ジュリアロバーツがお母さん役で出演しています。原作の大切な要素を凝縮したような作品です。原作本を堪能されてから映画鑑賞をされることをおススメします。
↓DVD版↓
↓Blu-ray版↓
もう一つのワンダー
オギーのクラスメイトや幼馴染みの視点で描いたワンダー。オギーだけでなくほかの子どもにもそれぞれにドラマがあって、みんなが主役なんです。オギーの視点ではわからなかったことが、ほかの子の視点で語られています。子どもたちが悩んだり苦しんだり乗り越えたりする姿がキラキラ輝いて見えます。子どもから大人へ変わっていく多感な時期ならではの輝きですね。いじめっ子は悪い奴だからやっつけておしまい…という単純なストーリーではないんです。いじめっ子にも事情があったり、悩みがあったり…。いじめっ子ジュリアンの章は涙なしに読めません。号泣ものです。
日本語版