iyasakaの子育て

心と頭と体に良質の栄養を! 

性教育は家庭で!

性教育って?どうすればいいのでしょうか?

 

私が小さな子どもだったころ、「あかちゃんはどこから生まれるの?」とか「お母さんから生まれてくるのにどうしてお父さんに似てるの?」とか「どうすれば赤ちゃんが生まれてくるの?」とか親に聞いたことがありました。幼い子がそんな質問をするのはただの好奇心です。純粋に…。

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母親は「いやぁ、まぁ、そんなことはまあ、知らなくてもいいねん。なんていうか、そのぅ、いずれ…大人になったらわかるから」と小声でゴニョゴニョと言っていました。目を泳がせて、焦ったような態度で話題を変えようとしていました。聞いてはいけないことを聞いてしまったのかな?と子どもなりにタブー話題だと感じてしまったことを覚えています。

家族でテレビドラマを見ていると、たまにはラブシーンがほんの少しだけ出てきたりもして…。親はソワソワしてチャンネルを変えようとしたり、ほかの話題で気をそらそうとしたり…。そんなときの親の態度の不自然さってネガティブな記憶として残ってしまいました。

やがて思春期になってから急に友達から性の話を聞かされて、ショックを受けたことも覚えています。美しい素敵な話ではなくて、汚いとかハシタナイとか悪いイメージを持ってしまったんですよね。それでも、当時はまだインターネットが普及していなかったので、いつの間にやら怪しげな動画にアクセスしてしまう…なんて危険性は低かったのだと思います。エッチな雑誌などが公園に捨てられていたこともありますが、今ほど過激ではなかったのだと思います。そんな時代は親が性教育なんてしなくても、子どもが大人への階段を上っていくときにも徐々に性の情報にふれて乗り越えてゆけたのだと思います。

 

今はそんなのどかな時代ではありません。親がどんなに気をつけていても、良からぬ情報はどんどん子ども社会にも入ってきます。自分の子どもが一番最初に目にする性の情報が過激で下品なものだったら嫌だなと親になってから思いました。また、性犯罪の被害者にも加害者にもなってほしくないですしね。子どもに伝える性の問題って難しいなと思いました。

 

そんなときに出会ったのが、大葉ナナコさんの性教育のお話です。

9歳までの時期、つまり体も心もまだ子どもという時期に、親が恥ずかしがらずに命の大切さや愛し合うことの素晴らしさを、サラッと伝えてしまおうというアドバイス。
とても参考になりました。「いのちの道」という表現が素晴らしいです。

 

 

はだか はだか

はだか はだか

  • 作者: 
  • 発売日: 1993
  • メディア: ハードカバー
 

 

 

 一人の子どもが生まれるには父と母の二人の親がいて、その親が生まれるには祖父母4人がいて…。自分が生まれるまでに何人の先祖が命のバトンをつないできたのかと感じさせる絵本です。