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日本語と英語で読み聞かせ 洋書絵本 その2

 幼いころから日本語と英語に親しもう

 
普段、日本で生活して日本語で教育を受けている一般的な子どもにとって英語学習は大変ですが、親が絵本の読み聞かせを始めて少しずつ英語に興味を持たせることはとてもいいことですね。
もちろん英語上達のためには成長に合わせて努力も必要になってきます。
幼い子どもは日常的な英語に親しむだけで十分でも、中高生になれば将来の学問やビジネスに使うための大人英語習得を目指したくなるのだと思います。
母語が日本語の人にとって大人英語習得は苦労を伴います。当たり前のことですが…。
 

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幼いころから海外の現地校やインターナショナル校に通う子にとっては、英語よりも日本語の能力維持や向上が課題になってくると思います。母語が日本語であったはずなのに英語のほうが得意になってしまい、日本語が年相応に成長していない子も多いのです。
 
日本では、幼いころから英語圏で英語教育を受けている子をうらやましがる風潮がありますが、日英バイリンガルになるためには涙ぐましい努力を続けているはずです。メイン校と日本語補習校の両方の宿題に必死になって取り組んだりして…。
 
英語で学校教育を受けている日本の子どもにとっては、日本語絵本の読み聞かせや音読練習はとても大切だと思います。
 
もちろん中には語学センスの優れた子もいて、あまり苦労せずに二か国語の四技能全てにおいて教養あるネイティブと同レベルまで到達する子もいるでしょう。しかし、そのような苦労ナシのバイリンガル成功例は決して多くないと思います。
 
日本語と英語の両方で楽しめる絵本や児童書がもっと増えるといいですね。そして日本の公立図書館や海外の日本語補習校・日本人会図書室などに、もっとたくさん日英二か国語で読める書籍を置いてもらえたらいいのに…と思います。
 

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英語と日本語で楽しめる洋書絵本 その2


日本語版、日英二か国語版、英語版など本によって違います。
ご購入の際は、お間違えの無いようにご注意ください。 

 

スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし

仲間たちと違って一匹だけ真っ黒な魚、スイミー。仲間の魚たちは大きな魚に食べられてしまいます。泳ぎが得意なスイミーは生き残りますが…。

ちいさな魚たちは、スイミーのアイディアで大きな魚を恐れずに悠々と海の中を泳ぎます。

人生の大海原で生き抜くために、体力・知性・勇気・協調性…いろんなものが必要なんだなと親世代も考えさせられる絵本ですね。

オランダ出身でアメリカの絵本作家レオ・レオにさんの代表作。国語の教科書に採用されたこともあってたくさんの人が知っている名作。日本語翻訳は詩人の谷川俊太郎さん。

 

 
 
 

 おおきな木

小さな僕とおおきな木。木は遊び場を与えてくれ、おいしい木の実を与えてくれ…。
僕は大人になり、人生に疲れ、やがて年をとり…。木はいつでも与え続けてくれるのです。見返りを期待しない無償の母性愛のようなおおきな木。
名作絵本です。日本語翻訳は作家の村上春樹さん。
 
  

 

 

 

 

 

 まよなかのだいどころ

真夜中に騒がしい音がして眠れないミッキー。「うるさいぞ」と怒鳴ったら、暗闇に落っこちて着いたところは真夜中の台所。パン屋さんがあさごはんのケーキを焼こうとしているけれど、ミルクが足りなくて…。ミルクをあそこにとりに行きます。
「かいじゅうたちのいるところ」で有名なモーリス・センダックさんの作品。
日本語の翻訳本は中央児童福祉審議会特別推薦図書、全国学校図書館協議会選定図書、日本図書館協会選定図書。