子どもも大人も学び続けるしかないのです
小学校・中学校の教科書の勉強内容はとても大切だと思います。将来どんな人生を歩むにしろ、義務教育の間に学ぶことぐらいしっかり習得しておいたほうが良いと思うのです。しかし、教科書の中に書いてあることを学ぶだけでは足りないんですよね。大人になると面倒くさがらずに自ら学ぶ力、社会の中の動きを考える力というのが必要なのではないかなと思うのです。
学校を卒業して苦手な科目を勉強しなくても良くなるとホッとしますが、社会に出て大人として生きていくには、変化の激しい世の中で絶えず自分に必要な情報を探したり学んだりする能力が必要になってきます。
就職、資産管理、住居の選択、保険、結婚、子どもの教育、家電選び、年金問題、危機回避、社会貢献、親の介護問題、デジタル機器との付き合い方…考えなければならないことや知っておいたほうが良いことははたくさんあります。ミドルエイジでアナログな私もPCの扱いやブログの立ち上げはずいぶん苦労してます(涙)。でも、自力で頑張るのです!前進あるのみ。
人生の中ではいろんな変化がありますし、社会も変化します。親世代のアドバイスは子どもたちの時代に合わないかもしれません。情報を吟味して自分で選択したり、新しい知識や技術を生かして前へ進んだりする能力って必要です。なんとなくレールに乗せられて流れに身を任せていればよいという時代ではなさそうですから。
そんなわけで、賢く生きるためには子どもの頃から時事情報にふれて多様な視点を知ること、自分なりの考えを持つことが必要なのではないかなと思っています。ユダヤ人はユダヤ教の安息日には勉強も家事も仕事もしませんが、本を読んだり家族で討論したりして考える習慣を身につけるのだと聞いたことがあります。我が家でもたまには子どもとニュースについて意見交換をしています。世の中の美しさだけでなく闇も年相応に知る必要があるんじゃないかなと思って、我が家ではきれいごとではない親子の本音トークをしています。
ジュニアエラ
我が家では4年生から6年生の3年間購読していました。ジュニアエラが届いた日は食い入るように読んで宿題がすすまないんですけどね。小学校の司書の先生にこの本の良さを伝えたら学校の図書室にも置いてもらえました。主に高学年の子たちに人気だったようで、みんな興味津々で読んでいたそうです。毎日子ども新聞を読むのは大変だという子も月刊誌なら気楽に読めるようです。社会の中のニュースについてわかりやすくまとめられています。子どもと社会問題をどのように話せばよいのかわかるので、大人にとっても役に立ちます。小学校高学年向け。
NEWSがわかる
「ジュニアエラ」ではなく「NEWSがわかる」派もいました。扱っているテーマは同じようなものなので、どちらを選んで購読するかは好みの問題です。ジュニアエラと読み比べてみるのも面白いかもしれません。小学校高学年向け。
こどもの科学
科学好きな子どもにはたまらない雑誌のようです。科学好きでなくても、読みやすい楽しい記事も多いので科学に興味を持つきっかけになると思います。我が家でも4~5年生の時に購読していて、科学マニアの友達に最新の科学技術について詳しく教えてもらったりしていました。
JSEC junior
中学生になったとき購読を始めました。さほどマニアックでもなく読みやすいです。時事話題の中の科学分野に特化して解説してくれています。こういう科学の常識というのがきちんと頭に入っていると、意外にも理科以外の分野で役に立ったりします。うちの子どもの場合は英検の長文読解で役立ったのだそうです。大人にとってもおもしろい月刊誌です。
今解き教室
L1基礎編とL2発展編があります。ジュニアエラの広告に掲載されていて、子どもにねだられていたので5年生から購読しています。扱うテーマは基礎と発展で同じようなものですが、内容の深さや問題の量が違います。朝日新聞が作っているだけあって必要なことがわかりやすくまとめられているし、写真やデータや用語解説も豊富だし読みごたえがあります。練習問題を解くのもいいですが、読むだけでも勉強になります。入試の作文対策などに利用したい人向けには、添削コースも用意されているようです。これを読んでいて社会に興味を持つという効果だけでなく、意外と国語力の向上に役立ってるような気もしました。語彙量が格段に増えますし、説明文を読むのが速くなりますし…。メディアリテラシーを育むという点でもいい教材だと思います。いやいや、そんなに難しく考えなくてもいいですよね。成績とか関係なく、面白いから読んでいて飽きないんだと思います。