iyasakaの子育て

心と頭と体に良質の栄養を! 

味覚のすりこみ? 清涼飲料水とジャンクフード

子育ての悩み!ジャンクフードとジュース、いいの?

 

子どもを授かったとき、多くの親が育児の理想を考えるのではないでしょうか?

イライラしないで優しく育てたい、早期英才教育で才能を開花させてやりたい、添加物や農薬にまみれていない自然で美味しい食事を与えたい…親心って素敵ですね。

 

しかし、いざ育児が始まると、理想と現実には大きな隔たりがあるんじゃないかと思います。 親しくなったママ友や先輩ママの影響、幼稚園や保育園の方針、子どもが友達から受ける影響…。

親も子も自分の家の方針と周りの友達や世間の風潮とのすり合わせが必要になってきます。

今回は、清涼飲料水とジャンクフードのお話。

 

私自身は清涼飲料水もジャンクフードも好きですし、子どもの頃から慣れ親しんでいますけれど、食育を考えると我が子に与えるのはどうかな?ちょっと慎重になったほうがいいのかな?と思ったりもします。

  

コマーシャルのイメージ戦略と味のすりこみ!

コーラのテレビ・コマーシャルってさわやかで素敵ですよね。

本当に完成度の高い広告ばかりで、飲みたくなります。コーラに限らず、清涼飲料水の広告は素敵です。透明感のある美人女優さんが飲んでいたり、スポーツでカッコイイ汗をかいたあとの充実した表情でイケメンが飲んでいたり、家族や友達とのにぎやかなパーティーでみんなで乾杯していたり…。

清涼飲料水が乾いた喉だけでなく、平凡な日常や退屈な心に潤いを与えてくれそうです。

 

ファーストフード店のテレビ・コマーシャルも素敵です。

子ども向けのセットには、話題のアニメやゲームのキャラクターのおまけやおもちゃ会社や絵本の会社とコラボ企画のおまけがついていて、子どもだけでなく大人も夢が買いたくなります。

スナック菓子やインスタントラーメンもいろいろな戦略がありそうです。「一歳からの~」と書かれたスナック菓子とか「ちびっこ用ミニサイズ」のインスタントラーメンとか、大人が楽したいときに最適なものがたくさんあります。

 

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缶欲しさに買ったコーラ!

「味覚のすりこみ」といって小さいころから慣れ親しんだ味というのは、人間の一生の食生活や味の好みに大きな影響があるのだそうです。

小さいうちから日常的にジャンクフードや清涼飲料水を接収していれば、大人になってからも、そいいう食生活を好む傾向があります。そんな人が親になれば、子どもにもジャンクフードや清涼飲料水をたくさん与える可能性が高いのだとか。

 

だからこそ、ファーストフードの大手チェーン店は小さな子どもが何度も行きたくなるように、子ども向けのおまけ付きセットを販売しているのでしょう。つまり、味のすりこみで次世代のお客さんを増やすという長期戦略で商売をしているのではないかと言われます。

 

コーラの味も知らずに大人になるなんて!

子どもには添加物が少なく、栄養のバランスが良いものを食べさせてやりたいというのが親心ですよね。それで、糖分が多く余計なフレーバーやら保存料が入った清涼飲料水を飲ませるのには抵抗があるし、トランス脂肪酸の多いファーストフードも良くないかなと心配になるし…。

でも、一度も清涼飲料水を飲んだことがないまま、一度もインスタントラーメンやファーストフードやスナック菓子を食べたことがないまま成長して大人になるってどうなんでしょう?

もちろん、高貴な家柄の方ならそういうことも可能かもしれませんが、庶民の暮らしでは非現実的です。

友達や親戚の家で出されたらどうしましょう?

 

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京都の絵がステキなのです。

 我が家ルールを作ろう!

食生活に限らず、子育てでは我が家ルールを考えることってとても大事です。家によって事情が違います。すべての事柄においてルールが甘すぎると、子どもがわがままになったり弱い子になったりします。すべての事柄においてルールが厳しすぎると、子どもが息苦しくなって反抗的になったり非行に走ったりしそうです。

子どもが幼児の頃には、イメージできないかもしれませんが、将来まともな子になってほしければ幼児のころから、我が家ルールを決めておいたほうがいいと思います。

小さいころはやや厳しく、大きくなるにつれてルールを緩めていくほうがやりやすいような気がします。小さいころに甘く、大きくなってから厳しく…というのは難しいんじゃないでしょうか?

  

我が家の匙加減! 清涼飲料水とジャンクフード編

iyasaka家では子どもが幼児~小学生までの間、清涼飲料水とファーストフードについて母である私の匙加減(独断!)でルールを決めていました。

 

1.普段、家では清涼飲料水を飲まない。

  うちではお茶や牛乳や手作りドリンク(ミックスジュースやレモネード)を飲む。

2.出かけるときはお茶を入れた水筒持参。足りなくなったらできるだけお茶を買う。

3.パーティーの時や友達の家でいただいたときは清涼飲料水やスナック菓子OK。

4.ファーストフードは友達とのお出かけの時など特別な時だけ。

5.インスタントラーメンや冷凍総菜はお母さんの体調不調や繁忙期の非常食!

 

だいたいこんな感じです。中学生になった今は食事に関してルールというほどのものはありません。お小遣いの範囲で好きなジュースやおやつを買っています。でも、どちらかというと健康的な選択をしてくれてると思います。ファーストフードやインスタント食品もたまには食べるけれど、スローフードの良さをきちんと理解しているようです。

 

余談ですが…親の価値観が与える子どもへの影響

我が子は0歳から6歳まで関西の下町で育ちました。その後、親の転勤のために関西を離れ、小学校時代の6年間を文化教養のレベルが高く教育熱心なご家庭の多い地域で育ちました。

 

下町の親御さんたちの子育てはおおらかで、小さいころから、清涼飲料水もファーストフードも日常的に摂取している子が多いと思いました。早い子は2歳でコーラを飲んでいました。お兄ちゃんやお姉ちゃんたちの真似をするんだと思います。

子どもたちは元気いっぱいで生き生きしていてコミュニケーション能力が高い子が多い印象です。小さいころから友達同士喧嘩したりたくさん遊んだりして、人の気持ちがわかるから優しさもあるし、大人に対しては礼儀正しいし。ただ、あまり勉強は好きではなく教養豊かとは言えない感じがします。

 

 

小学校入学から卒業まで過ごした地域は高学歴の親御さんが多く、教育水準が比較的高い地域でした。親御さんたちは食生活にも気を配っていて、乳幼児だけでなく小学生でも清涼飲料水やファーストフードを口にする機会がとても少ないようでした。中には小学校6年生でも炭酸飲料を飲んだことがないという子もいました。

子どもたちは優しくまっすぐで勉強やスポーツや音楽など、一生懸命取り組む子が多かったです。ただ、箱入り育ちというか、無菌培養というか、世間知らずな子も多かったです。コミュニケーション能力という点でも物足りない感じがしました。

 

親の教育観、親の価値観や教養レベルは、子育てにおいて勉強面だけでなく食事など子どもの生活習慣に強く影響します。子どもの人格形成に影響すると思います。

 

いろんな親がいるんだから、いろんな子どもが育つのは当たり前ですけれど…。

どんな環境で育った子も立派に大人社会で生きていける子になってほしいものです。

 

 

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