実体験と絵本で科学的な考え方に親しむ
小さな子どもにとって生活の中で見たり聞いたり経験したりすることは学びにつながります。五感を使って経験したことを吸収して、子どもはすくすくと育つのでしょう。
子どもは日々の生活の中でもたくさんの経験をしますが、周りの大人の働きかけ次第で子どもの学びが深く広くなると思います。大人が語りかけたり、本を読み聞かせたりすると、子どもの視野が広がります。物事に対して多様な視点を得ることができます。
子どもがなんとなく見て聞いて感じていたことを、大人が言語化してやると子どもは語彙が増えるし、頭の中が整理されます。疑問を持ったり、答えを探したりしながら論理的に考えることができるようになると思います。そうして、少しずつ自分の言葉でも表現できるようになってくるのではないでしょうか?
学校で良い成績をとることも大切かもしれませんが、それ以上に自分で考えたり表現したりすることが大切になってくるかもしれませんね、これからの時代は。
五感をつかった良い経験をたくさんすること、親子の会話や本を通じて言葉で考えること…この二つは子どもが育つときに必要な栄養だと思います。
バーチャルな世界よりも実体験やコミュニケーション!
「みつけよう かがく」
福音館書店から出ている海外の翻訳絵本です。 小さな子どもが初めて理科を学ぶのにちょうどよいと思います。生活の中で見たり経験したりすることを科学的な視点でとらえていく絵本です。
たべることはつながること
葉っぱをイモムシが食べます。そのイモムシを小さな鳥が食べます。そのちいさな鳥を大きな鷹が食べます。食べることで鎖のようにつながる食物連鎖。
海から始まる食物連鎖もあります。小さな植物を小魚が食べ、小魚を大きな魚が食べ、大きな魚をもっと大きな魚やウミドリや人間が食べます。
このような食物連鎖は複雑ですが、自然界ではバランスが保たれています。
漢字を使わずかな表記でわかりやすく「食物連鎖」を説明してくれる絵本です。
幼児~小学低学年向け。