英検2級って？ ２級へ向けての基礎英語力
実用英語技能検定２級のレベルというのは、日本の高校卒業程度の英語力ということです。英検２級合格の力と英語力というのは別で、英検によく出てくる問題に慣れていればそれほど英語力がなくても合格できます。
小中学生が英検２級にチャレンジする場合、子どもの日常会話レベルより少し高度な話題の語彙を習得しておく必要があります。
難しい言葉を使いこなせなくても大丈夫ですが、よく出てくるようなテーマの単語や表現を読んだり聞いたりして理解できなければなりません。
つまり使用語彙はそれほどでもないのですが、理解語彙の量を増やす必要があります。
日本の一般的な中学や高校で英語を習うとき文法重視で勉強することが多いのではないでしょうか？
英検では文法そのものよりもむしろ語彙力が重要ですし、聴解や読解の大意把握の能力が求められます。また、英語を日本語に置き換えずに英語のまま即時理解する力がないと解答時間が足りなくなると思います。
英検2級へ向けて おすすめの参考書
速読速聴・英単語 Daily 1500
準2級合格者が2級を目指すというレベルの本です。CDを聞く、英文を読む、単語やイディオムを覚える…という練習が一冊でできます。
英検2級対策の勉強を始める前に、まず語彙力と英語脳を鍛えるために使うといいと思います。全部一通りシャドウイングできるといいのですが、そこまでする必要がないくらい実力がある人は苦手なテーマや頻出テーマ（健康、サイエンス、社会活動など）だけでもやっておくといいと思います。
インターナショナル校や英語圏の現地校で学んでいる子ならこの程度の英文は簡単だと思います。普通の日本の小学生が英語学習をしている場合は、絵本・児童書やアニメなどをつかって楽しく学んでいることも多いのですが、英検2級に向けて大人社会の語彙にも慣れておく必要があります。
英検2級長文読解150 英検2級リスニング問題120
長文読解のほうは、ウォーミングアップ→練習問題→模擬テストという流れです。語句空所補充問題と内容一致選択問題、どちらも練習できます。社会や科学分野など頻出テーマの長文がたくさんあって役に立ちます。
リスニングのほうは会話文の内容一致問題とパッセージの内容一致問題のそれぞれに定番の場面設定について攻略法があります。最後に模擬テストもあります。
英検2級頻出度順 合格ドリル
英検2級によく出る単語や表現やテーマをしっかり練習することができます。2級対策本の中では比較的難易度が低く量も少ないので、初めに取り組む一冊としておすすめです。
ただし、試験形式の問題7日分というわけではなく、1日目～4日目は筆記試験対策、5日目リスニング対策、6日目模擬テスト、7日目面接対策…という構成です。
7日間完成英検2級予想問題ドリル
うちの子が取り組んだのは古いバージョンでしたが、最新版を掲載しておきます。
こちらは実際の英検よりもやや難易度が高いように感じました。確実にしっかりと鍛え上げて本番に挑みたい人向けです。
そして過去問数年分を時間通りに解く
最新の過去問は英検協会のサイトにあります。
もちろん過去6年分などの市販の過去問集で鍛えるのはとてもいいと思います。子どもの場合はマークシートの練習もしっかりしておきましょう。準2級でもマークシートは経験済みでしょうが、子どもは焦るとマークミスしやすいので本番までに何度も練習しましょう。
