ボーイスカウト活動とは?
「そなえよつねに」というのは日本のボーイスカウト経験者ならみんな知っている合言葉みたいなものです。LINEスタンプにもあるんですよ!!そしてB-Pというのはボーイスカウト創始者であるベーデン-パウエル卿のことであります。
ボーイスカウトは、健やかな子どもを育成する世界的な運動です。
この運動は、1907年にイギリスのブラウンシー島で行われた小さなキャンプからスタートしました。
かねてから少年たちの教育に大きな関心をもち、このキャンプを主宰したイギリス人のロバート・ベーデン-パウエル 卿 は 、インドや南アフリカでの体験をもとにさまざまな野外教育を通じて、少年たちが男らしさを身につけ、将来社会に役立つ人間に成長することを願い20人の子どもたちとともに実験キャンプを行いました。
このキャンプの体験をもとに、翌年『スカウティング フォア ボーイズ』という本を著し、少年たちの旺盛な冒険心や好奇心をキャンプ生活や自然観察、グループでのゲームなどの中で発揮させ、「遊び」をとおして少年たちに、自立心や協調性、リーダーシップを身につけさせようとしました。これがボーイスカウト運動の始まりです。
ボーイスカウト日本連盟ホームページより
このボーイスカウト運動は世界の様々な地域に広がっています。日本にも1908年に伝わり、1922年に「少年団日本連盟」が創立され、ボーイスカウト国際事務局に正式加盟したのだそうです。
現在では日本各地にボーイスカウトの団があります。
ボーイスカウトといえばキャンプや募金活動をしているイメージがあるかもしれません。ベーデン-パウエル卿の理念をもとに、子どもたちに自然の中で火や水にふれる経験をさせたり、ゲームや集団行動を通じてリーダーシップや協調性を学ばせたりしています。活動内容は多種多様です。
日本のボーイスカウトは男子も女子も入団できます。小学1年生以上の子が活動します。野外活動や奉仕活動だけでなく、工作や年中行事体験など年齢に応じた活動があります。ボーイスカウトの理念や活動方針は共通ですが、実際には各団が地域の実情に合わせて活動内容に工夫を凝らしていると思います。
子育ての黄金期をボーイスカウトで!!
団塊ジュニア世代の私が子どもの頃、男の子の大半が野球少年でした。いつも汗臭い野球帽をかぶりグローブとバットを持って走り回っていて、ちょっとガサツな感じに見えたんです。
そんな時代、週末に青い素敵な制服を着てリュックと飯盒を持ってさっそうと出かけていく男の子たちがいました。少数派の彼らは野球とか流行りのものには興味がなさそうでしたが、なぜかみんな成績優秀で物知りでした。知的で落ち着いている男の子たち…なんだかかっこよく思えたんです。
少女の頃の淡い憧れを覚えていて、あの青い制服を着せたいがために、我が子をボーイスカウトに入団させたのです。
そこで出会う子がみんな知的で落ち着いているとは限りませんでしたが、少なくとも子どもをボーイスカウトに入団させる親は、時代に流されず良質の物事を愛する人が多かったように思います。堂々としているというか凛としているというか…、余裕があるんです。私が出会ったミドルエイジの隊長も副長もかっこいいオヤジばかりなのです!!また、20代独身でボーイスカウト活動に協力してくれるお兄さんたちも、すごくイケメンなのですよ!!
思い出に残る活動は…
キャンプ、野外調理、ナイトハイク、工作、博物館見学、消防署見学、寺院巡り、水族館見学、植物園での観察、国際交流、シーカヤック体験、サイクリング、釣り体験とBBQ、餅つき体験と新年会、クリスマス会、ロープワーク、追跡ゲーム…などです。
子どもにできる限り自由に体験させます。また、子どもに責任を持たせます。大人は安全管理とか小さなサポートだけです。
子どもは自然の中でいい顔しますよ。好奇心が刺激されます。いたずらっぽい顔で、いろいろ考えを巡らせて楽しみを見つけ出します。野外調理の火起こしとか、日用大工とか、夢中でやります。子どもにとっては仕事でも作業でもなく楽しい遊びなんです。仲間と触れ合ったり、親以外の大人たちと交流したりして心も逞しくなります。
また、親同士も助け合ったり、キャンプファイヤーで童心に戻ってゲームしたり…。活動が終わったあと、親同士の親睦会でビールを酌み交わしたり…。幸せな時間でした!
団によって雰囲気も活動頻度も盛り上がり具合もスカウトの年齢層も全然違うと思います。活発に活動をしている団が見つかったら、ぜひ体験入隊をしてみませんか?
親も子も学びがたくさんあります!
残念ながら小学校卒業後すぐに引っ越したため、退団しました。そして中学入学後は部活との両立が難しくスカウト活動が再開できませんでした。
いつかまたスカウト活動をはじめてほしいなぁ…と私は期待しておりますが…。
「いやさか、いやさか、いやさか」←ボーイスカウトではお馴染みの掛け声!