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中学受験対策の参考書・問題集 理科と社会

中学受験向け

中学受験というのは当然小学6年生がするわけでして、年齢は12歳(または11歳)ということになります。中学受験は受験の中で一番過酷と言われます。また、親の受験と言われることもあります。

小学生の子どもが自発的に勉強もスケジュール管理も体調管理も出願準備もこなすのは無理ですから、親のサポートは必須です。親は先生である必要はないけれど、有能なマネージャーか執事みないな立ち位置で子どもを支えなければならないのは事実です。

 

小学3年生の終わりごろから中学受験対策の塾に行き、小学校の授業内容とはかけ離れた難易度の勉強をするのが一般的だと思います。9歳頃の子どもというのは成長に個人差がかなりあります。大人びた言動の子もいますが、学力があっても精神年齢はまだまだ幼稚な子も結構います。

中学受験をする理由や目的は家庭によって様々だと思います。誰もが高学歴志向というわけでもなく、いじめ問題などで公立校回避とか、スポーツや芸術などやりたいことができる環境を求めるとか、帰国生の受け入れ体制の良さを求めるとか、伝統校の校風がいいとか、男女別学がいいとか、宗教色を好むとか、公立中学が少ないという地域的な事情とか…中受する事情はいろいろあるわけです。

だから、中学受験の是非について述べるのは避けますが、中学受験をするのと、公立の中学から高校受験をするのとを比べると違いに驚くことがたくさんあります。

 

中学受験をする子というのは、一般的な公立小学校の成績上位層がほとんどなのではないでしょうか?クラスや学年でトップレベルのいつも100点ばかりとってるような子です。小学校の勉強はできて当たり前です。そんな子どもばかりが集まって競い合うのですから、当然レベルはかなり高くなります。小学校レベルの勉強が全くできない子、成績だけでいえば下位層になってしまう子というのは中学受験をする子の中にはほとんどいないのですから。

 

中学受験の模擬試験で偏差値50というのと、高校受験の模擬試験で偏差値50というのとでは重みが全然違います。正確に比べることなんて絶対できませんが、多くの人が感覚的に思うのは、中学受験の偏差値50というのは、高校受験の偏差値60以上かな…というものです。

中学受験のために必要な理科や社会の学力レベルというのは、一般的な公立高校受験のレベルよりも高いと思います。つまり公立中学の3年間で学ぶ程度のことは、中学受験する子なら小学生のうちに習得しておかなければならないということです。難関国私立中学なら、さらに深く広く理解し、なおかつ応用する力を身につけておかなければなりません。

ただし、同じ事柄を学ぶにも小学生と中学生では問題に対する解き方、アプローチの仕方、使う用語などが違っている場合もあります。
中学受験を経験したことのない私は、中学受験の勉強の奥の深さに驚きました。

 

小学生の間に中学3年生くらいの学力をつけているということは、その分、中高6年間の時間の使い方に余裕が出てくるということですね。公立中学から高校受験した子が大学進学を目指す場合、高校3年間の授業の進度の速さに驚愕することになってしまいます。

 

中学受験の理科・社会対策の参考書や問題集

ほとんどの場合、中学受験対策塾に通って勉強しているでしょうから、塾の教材をメインに勉強するだけで精一杯だと思います。塾の教材をしっかり学んで使いこなすことが大切です。

だから、苦手なところを強化したいとか、もう少しわかりやすい教材を試してみたいとかいう場合にだけ市販教材も見てみるといいと思います。

我が家のように、通塾なし・海外在住・Z会中学受験コースの通信教育のみ…などの場合は、志望校の出題傾向に合わせて親が学習カリキュラムをカスタマイズしなければならないので、必要に応じて市販の教材も取り入れつつ学習を進めていくといいと思います。

Z会編集部の入試に出る 図鑑・地図

図鑑といってもB5サイズの薄くて軽い本です。中受の理科で問われそうな理科の知識分野について簡潔にまとめられています。イラストや図も見やすいです。忘れたことや理解が曖昧なところを何度も見て復習するのにちょうど良い教材です。 小学3~4年生の時に親が予習しておくと子どものサポートがしやすいと思います。志望校の出題傾向を見て頻出分野を確認してから、この図鑑に付箋でも貼っておいてやるのもいいと思います。