ジオラマ作りを楽しもう
小学生の夏休みの宿題の中で、もっとも面倒くさいもの…といえば、自由課題!
我が家は事情があって夏休みに課題に取り組む時間を確保するのが難しかったので、毎年、春休みやGWに取り組んでいました。
小学4年生の時に地形ジオラマを作ったのが楽しかったようで、小5でもジオラマを作りました。
↓小4のジオラマ制作時の様子はこちら↓
変わらずNHKの番組「ブラタモリ」の大ファンだったこともあり、地形や町の歴史に興味津々。また、幼いころからトミカやプラレールやレゴで町を作るのが大好き。
それで、夏休み自由課題も思い切り趣味を満喫するための工作に決めました。小5の作品は「城下町」。
姫路城が大好きで姫路城プラモデルを作ったことがありましたので、それも大いに参考にしました。また滋賀県長浜の歴史散策ツアーや名古屋城のガイドツアーに参加したこともあったので、その思い出も影響しています。
架空の(というか本人にとっては理想的な)城下町を作ってみることになりました。
材料は前回と同じようなもの…というか残りです。
前回の地形ジオラマを解体して、同じ板を土台にしました。紙粘土や色画用紙を買い足しました。
前回同様、木の板を土台にし、お城建設予定地には発泡スチロールを貼り付けて高台を作りました。
そして町全体に薄く紙粘土を上しました。この時、堀や水路を作りました。粘土が乾く前に堀や城の石垣には小石を埋め込みました。
それから地面や堀や水路に絵具で色を塗りました。堀や水路は水色を塗った後、木工用ボンドを薄く塗っておきました。木工用ボンドは乾くと透明になって水の質感を表すことができる…と考えたのでしょう。
建物は画用紙や小さな木(ダイソーの積み木のような軽い木材)や紙粘土で作っています。
屋根はクラフト材料の専門店で買った黒い画用紙や、波型の凹凸のあるクラフト用紙を使っています。
天守閣には白い壁と黒い屋根という本人の好みが反映されています。そして天井には名古屋城みたいな金のしゃちほこ。しゃちほこは紙粘土でこしらえて金色の絵具で染めています。
堀の外には町を作りました。好きなので神社と鳥居も取り付けました。鳥居は割りばしで作り色を塗りました。
堀に橋をかけました。神社の隣には蔵と水路。狭い板の上に作ったミニチュア城下町ですから、無理やり盛り込んだ感は否めませんが…。
好きなことをやるときは集中力が出るんですよね。その集中力が勉強中に発揮できたらいいのに…と親は思ってしまうんですけれどもね。はい、子どもに多くを求めてはいけませんね。当時まだ10歳。
とりあえず完成。今回も城や町について説明したレポートを添えて夏休みの自由課題として提出しました。このチマチマした作業を小6でもやりました。城ジオラマを解体して、土台の板を再利用し新たな制作を始めたわけです。
そんなことせずに、もっと受験勉強に集中するもんでしょうね。普通の中学受験生は!でも時間もお金も塾に費やすっていう生き方が選択できない親子なのです。私たちは。
受験勉強のストレスがたまったとき、ジオラマ制作が気晴らしになったみたいです。趣味の世界です。手作業がストレス解消になったようです。
マイクラで町を作るのも楽しいでしょうけど、アナログな手作業っていいですよ。もちろんデジタルネイティブ世代だから、PCの中のバーチャルな世界で無限の可能性を求めていくのも大切ですよ。でもね、デジタルな世界にどっぷりはまる前に、こども時代に十分にアナログを体験しておくほうがいいんじゃないかって気がするんです。子どもの成長って、サルから現代人へと進化していくみたいな過程のほうが無理がないように思えるんです。自然の中の原始的な楽しみから徐々に文明人へ…っていうほうがいいと個人的に思っているわけです。
うちの子も小学生時代に少し「マイクラ」をやりましたし、中学生の今は「A列車で行こう」をやってます。スマホも使うし、netflixも見ます。徐々に文明人へ進化しつつあります。